「Webライターとして活動したいけど文章の書き方がわからない」
「文章の書くときって何に気をつけたら良いんだろう」
「Webライターって初心者でもできるの」
このような疑問について解説していきます。
結論、Webライターは初心者でもできます。
必要なものはネット環境とPC1台だけ。
すぐに始められるのが魅力的な点です。
しかし、文章の書き方がわからない状態で記事を書いてしまうと、読者はすぐに離脱してしまいます。
今回の記事では、文章の書き方はもちろん、なぜ読者が離脱してしまうのかについて解説します。
駆け出しWebライターさんや、ライティングを始めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
Webライティングとは
Webライティングとは、一言で表すとWeb上で文章を書くことです。
具体的な話に踏み込むと、
- どのような構成で
- どのような見出しで
- 読者にわかりやすく情報を届けるか
このようなことを考え、読者の求める情報を届けることだと理解してもらえればOKです。
なぜ記事を書くのか
では、私たちWebライターはなぜ記事を書くのでしょうか。
それは、読者の悩みを解決するためです。
読者は自分の「悩み」「疑問」などを解決するために情報を求めます。
読者はそれ以外は求めておらず、決してWebライターが書きたいことを書いてはいけません。
読者の視点に立ち、相手が何を求めているものが何か。
どうすれば分かりやすく、相手に情報を届けられるのか。
読者の悩みを解決することを念頭に置いて、記事を書く必要があるのです。
Web媒体の記事は読まれない
書き方について解説する前に、もう1点抑えておくことがあります。
それは、「Web媒体の記事は読まれない」ということです。
何か知りたいことがあれば、検索して答えを探しますよね。
もし解決しなければ他のサイトへ、また解決しなければ他のサイトへ。
このような経験は誰しもが通った道ではないでしょうか。
つまり、「読みにくい」「知りたい情報が伝わらない」と読者に判断されると、すぐに離脱してしまうのです。
一方、紙媒体の記事ではどうでしょうか。
Web媒体と違い、読者はお金を払って記事を読むため、情報を得ようとする熱量が高いです。
つまり、紙媒体の記事の方が読者は離脱しないと言えます。
このような違いを理解して文章を書く必要があるのだと、抑えておきましょう。
記事構成を理解する
ここからは記事の書き方について解説していきます。
文章を書こうと意気込んで、いきなり書き始めてはいけません。
まずはどのようなことを伝えたいのか、記事構成を考えましょう。
記事構成を考えずに文章を書いてしまうと、読者に何を伝えたいのかわからなくなり、途中から軸がぶれることがあります。
そうなると「伝わらない文章」になる可能性が高く、読者は離脱してしまうでしょう。
しかし、事前に構成を考えることで伝えたいことが明確になり文章がまとまりやすくなります。
記事構成は大まかに以下の3構成に分けられます。
記事構成
- リード文(導入)
- 本文
- まとめ
では、それぞれにどのようなことを書いていけば良いのでしょうか。
リード文(まとめ)
リード文とは記事の冒頭部分になります。
今回の記事では、「「Webライターとして活動したいけど文章の書き方がわからない」」と書いてある部分ですね。
リード文では、読者の悩みに寄り添ってください。
具体的には、記事を読むことでどのようなメリットがあるのかを記載することです。
「悩みが解決する」「疑問が晴れる」ことをアピールすることで、その先の文章を読んでくれる読者は増えるでしょう。
逆に、リード文の手を抜いてしまうと、読者は「自分には関係のない記事」と判断して離脱します。
本文を読んでもらうための重要な部分になるため、自分に関係のある記事であることをアピールしましょう。
本文
本文では、読者の悩みを解決する内容を書いていきます。
本文を書く際には、まず結論を記載しましょう。
その後に根拠や理由を添えることで、相手に伝わりやすい文章を書けるようになります。
このようなに話を展開していくには「PREP法」を使うことで文章をうまく書けるようになるでしょう。
PREP法とは、下記つの単語の頭文字をとった文章の構成術の1つです。
PREP法とは
Point：結論
Reason：理由
Example：具体例
Point：結論
PREP法を使うことで伝わりやすい文章を書けるようになるので、ぜひ活用してください。
余談ですが、自分はPREP法を使うことでメールを作るスピードが2倍ほど早くなりました。
まとめ(結論)
まとめでは、記事を通して伝えたかった内容を簡潔にまとめてあげましょう。
文章を読み進めていくと、最初の部分は忘れている経験はないでしょうか。
要点だけに絞ってまとめることで、読者に情報を整理させることができます。
「どのような記事だったか」「○○とは××なんだな」と理解できるようにまとめてあげましょう。
ライティングのルール
ここでは、ライティングする際に守って欲しいルールについて解説します。
どれも読者を離脱させないために必要なルールになりますので、ぜひ守ってください。
一文は長すぎないこと
一文は長すぎてはいけません。
だらだらと長い文章を書いてしまうと、何を伝えたいの分からず読者は離脱してしまいます。
一文は50文字を目安に書きましょう。
ただし、文字数については40字、60字、80字など諸説あります。
今回提案した50字というのはNHKの7つのルールに基づくものです。
端的に文章を書くことでわかりやすくなるので、一文の長さを意識してください。
専門用語は使わない
専門用語は使わないようにしましょう。
誰に向けて記事を書くかによりますが、専門用語は避けた方が無難です。
読者は自分の知らないことを調べるために検索します。
専門用語を使ってしまうと、専門用語の意味を調べることになり二度手間です。
もしも専門用語を使う場合は、意味を添えて書きましょう。
曖昧な表現を避ける
曖昧な表現も避ける必要があります。
曖昧な表現は、受け手によって解釈が異なるからです。
例えば、「今年はたくさんボーナスをもらった」と友達から言われたとします。
人によっては10万を想像する人もいれば、50万を想像する方もいるでしょう。
つまり、曖昧な表現は相手に答えを渡すことになり、誤解を生む可能性があるのです。
曖昧な表現ではなく、数字を使うことでコミュニケーションにズレが発生しないようにしましょう。
文体を統一する
文体を統一することは、違和感なく文章を読むことに欠かせません。
俗にいう「だ・である調」「です・ます調」です。
文体を統一しないと、文章のリズムが崩れてしまい読みにくい印象を与えてしまいます。
読者を離脱させないためにも、文体は統一して書くことを忘れないでください。
漢字とひらがなのバランスを調整する
漢字とひらがなのバランスも意識しましょう。
漢字の多い文章は堅いイメージを読者に与えてしまい、読むことに体力を使わせます。
難しい漢字はひらがなに直し、スムーズに読める文章を心掛けましょう。
漢字とひらがなは、以下のサイトを参考にしてください。
「なかなか」漢字とひらがな使い分けはどうすべき？一般的ルール164例
事実と意見は分ける
事実と意見は分けて書きましょう。
もし分けないで文章を書いてしまうと、相手に誤解を与えてしまいます。
まずは読者に伝えるべき事実を書き、その後に意見を書くと良いです。
また、意見を書くときは「この部分は私の意見ですが」と事実とは違うことであると伝えてください。
そうすることで、「事実と意見が分かれたな」と理解してもらえ誤解を避けられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、駆け出しWebライターさんに向けた文章の書き方について解説しました。
簡単にまとめると、文章の書き方は以下のとおりです。
まとめ
-
- 記事を書く理由
- Web媒体の記事は読まれない
- 記事構成を考える
- ライティングのルール
上記の文章の方を抑えるだけでも、文章を書きやすくなるのではないでしょうか。
文章は実際に書くことで上達していきます。
メール、ブログ、手紙など文章を書く機会はいくつかあるでしょう。
ペンを握って、キーボードを叩いて文章を上達させていきましょう。
また、ライティングを学ぶには人から教わることも視野に入れておくと良いかもしれません。
第三者からアドバイスをもらうことで自分だけではわからなかったことに気づくこともできます。
より文章を書く技術を磨きたい方はスクールなども検討してみてください。
今回は以上です。